雑文 №30 ピーマンと「ねこプロ」(佐野洋子『100万回生きたねこ』) 憂鬱な雨の月曜日。 職場へ向かう、いつもの朝のバスの中。 また同じことを考えている。 自分は、何時までこの繰り返しを続けるつもりなのかと。 次に進む準備は続けている。 後は決断だ。 小さい頃、ピーマンの味が苦手だった。 残すことはしなかった... 2024.09.10 雑文
雑文 №29 バイトと洗濯(『柔軟剤』の香りに想う) 休日の朝。 大学四年の二男が、6時前だというのに、何やらごそごそと身支度をはじめている。 普段は、午前中いっぱい寝ているくせに。 先般、ようやく就職の目処が付いた二男。 希望していた職場に滑り込めた様子。 自分で納得のいく結果であれば、それ... 2024.09.01 雑文
雑文 №28 AIと音声アプリ(フジファブリック『若者のすべて』) 高校生の長女が、私がブログで何を書いているのか、少し気にしている。 自分達の日常が、話しのタネにされていると知ったら、どう思うだろう。 もしかしたら、書かれたくない話もあるのだろうか。 そもそも彼女たちの話題を持ち出してまで組み立てようとす... 2024.08.10 雑文
雑文 №27 兄妹喧嘩(ヒゲダン『Subtittle』に想う) Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)の「Subtittle(サブタイトル)」という曲。 前々から気になってはいた。 MV(ミュージックビデオ)を断片的に見る限りでは、また泣かされそうな気配。 以前「I LOVE(アイ... 2024.07.30 雑文
雑文 №26 ジェームスとパウル・クレー(パット・メセニー『オフ・ランプ』) パット・メセニー・グループに「ついておいで」という曲がある。 原題は Aer You Going With Me? この曲と共に、いったいどれだけの眠れない夜を越えてきたか数え切れない。 昂ぶった気持ちを落ち着かせるためであったり、痛みを耐... 2024.06.01 雑文
雑文 №25 せきれい(椎名誠『雨がやんだら』) 夕飯の買い物袋を両手にさげ、スーパーから家に戻る道すがら。 路上駐車しているSUVの車の高い屋根の上。 ひょっこり、小さな鳥が顔を出した。 かなり近いが、飛び立つでもなく、人懐こいような仕草でこちらを気にしている。 細いくちばし、まだらなグ... 2024.05.10 雑文
雑文 №24 国保と「小さな村の物語」(BS日テレ『小さな村の物語イタリア』) その日は朝から雨だった。 平日に取った休みの一日。 普段は自転車で通学している娘を、たまには、と車で高校まで送り届けた。 車なら10分程度。近い。 ワンオペの我が家であるから、雨の日雪の日、急に車を出してあげるというわけにはいかない。 あく... 2024.04.30 雑文