○ちえプロ 「高村光太郎「智恵子抄」プロジェクト」(略称:智恵子さんプロジェクト)
妻の生前の様子をまだ見ぬ子孫達まで届けようとする個人的なプロジェクト
ちえプロ №103 Boyoyon(中西圭三『ぼよよん行進曲』)
NHKの「おかあさんといっしょ」の、今月の歌だった「ぼよよん行進曲」。私の、子育て時代の曲、である。暫くぶりに、思い出した。深夜、目が覚めて、寝床の中で聞いていた、ラジオがきっかけで。昭和の作曲家、山本直純さんの特集をやっていた。「歌えバン...
ちえプロ №97 冷蔵庫とマグネット(『冷蔵庫選び』に想う)
長年使い続けた冷蔵庫が、いよいよ駄目になった。どうにも冷えなくなってしまったのだ。なにしろ長寿の冷蔵庫である。少なくとも35年は、使っている。妻が一人暮らしを始めた時に、買ったものである。私と妻との二人暮らしも、その冷蔵庫で、始めた。その後...
ちえプロ №96 ヨルシカノサクラ(ヨルシカ『春泥棒』)
月曜の朝。少し風が強いものの、日差しには、春の明るさがあった。事務所で、仕事を始める準備をしていると、ラジオから曲が流れてきた。ヨルシカという二人組バンドの、「春泥棒」という曲だった。落ち着くメロディーだ。歌詞の雰囲気もよい。意味をよく聴き...
ちえプロ №94 ネネジロウ(キース・ジャレット『Country』)
義兄が、M市へ行く予定だという。数百キロ離れたA市から。一人、車を運転して。義父が亡くなった後、空き家となった義兄にとっての、その実家。冬の間、水道が凍結し、漏水が生じているらしい。業者に見てもらうため、まとめて休みを取ったという。その予定...
ちえプロ №93 相続放棄(チック・コリア『What Game Shall We Play Today』)
その朝、私は一人、また、M市へと向かっていた。M市の裁判所で、相続放棄の手続を、進めるためだった。M市まで続く道路には、並行して、地方鉄道の線路が続いている。震災の後、急速に、道路の改良が進み、立派なトンネルが続くようにもなったから、鉄路と...
ちえプロ №92 代襲相続(チック・コリア『Return To Forever』)
義父の通夜が終わって、その数日後。私は一人、近くの地方裁判所へ、向かった。相続放棄の手続について、教えてもらおうと思ったからだった。本来なら、義兄と並んで、私の妻が、義父の相続人になる。しかし、既に、妻は亡くなってしまっている。この場合、私...
ちえプロ №91 笑顔の練習(BUMP OF CHICKEN『スノースマイル』)
朝、ラジオを聞きながら、事務所で作業をしていると。地元局のアナウンサーが「では、ここで一曲」と、話題を変えた。そして、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)の「スノースマイル」が流れた。私も、昔から、思い入れのある曲だった。...
ちえプロ №90 無線機(こっちのけんと『はいよろこんで』)
平日の朝。約束した時間に、二男が家にやってきた。ばたばたと、長女も、出かける準備の仕上げをした。三人で、私の車に乗り込んだ。まずは、数キロ先の、長男のアパートへ。長男を拾い、四人で、M市へ向けて出発した。午後に予定されている、義父の通夜に、...
ちえプロ №89 セレモニーホール(『ガチャピン』に想う)
亡くなった義父を、セレモニーホールに移動させた。早朝、そんなメールが、Tさんから入っていた。そのセレモニーホールの名称には、見覚えがあった。昨年、義父の家を訪ねた時に、裏道を歩いていて、偶然、出来たばかりのその建物を見かけた。「過疎のまちで...
ちえプロ №88 新年会(『瞬間接着剤』に想う)
昨年、早期退職し、新しい生活をはじめた。勤めていた頃、年末年始のこの時期は、大小様々な単位で、忘年会があり、新年会があった。しがらみから自由になるために、個人事業主、という立場に移った私ではある。しかし、忘年会まで、まったく無いというのも、...
