№12 メールの宛先

雑文

部下から受けたメールにどこか違和感があった。
複数の人に対して、何か問い合わせをしている内容。
しばらくして、違和感の正体が、本文に「○○様」という宛名を付けなかったことによるものであることに気付いた。

システム上の宛先欄に表示されるから、本文では省略しても良いだろう、という理屈のようだ。
最近、そのチームのグループリーダーもそんなスタイルになってきている。
それを真似たものだろう。

メールも合理化すべき、と主張する人もいる。

しかし、宛先欄に個人名があるとしても、どういう属性の人達にあててメールを出したかったのか、その情報がつかめない。

メールを送る際、○○業務担当者様などの文字を打ってみれば、事前に頭の整理がついたはずだ。
今回の場合、私にまで、その括りで同じ文章のメールを出してはおかしかったのだ。

その部下も、直属の上司である私に対して、その案件について自分に報告してこいと言いたかった訳ではないだろう。
甘い私だから良いようなものの、厳しい人と組むようになったら大変だ。
先が思いやられる。

安易に形式を崩すから、おかしなことになるのだ。

このブログは、社会人になっていく我が家の子供達や、可能ならその先の子孫へ向けたアドバイスを記したい、と目論んでいる。

ビジネスメールのルールなどは、或いは、これからも激しく動いていくかもしれない。

しかし、普遍的な教訓もある。

チェンジとか、変革を何かカッコ良いことのように振り回し、形式などを軽んじる人がいる。

自分の能力を過信し過ぎて、過去から積み上げてきた前例を軽んじてはいけない。
経験上、たいていの場合、それらには今の自分のレベルでは気付けない、深い意味があるのだから。

2023年10月某日

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