カテゴリー

○ねこプロ 「100万回生きたねこプロジェクト」(略称:100ねこプロジェクト)
時間を自分の手に取り戻すため転職に向けて準備を進める個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/neko-pro/

○ちちプロ 「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙プロジェクト」
(略称:父からの手紙プロジェクト)
子供達へ仕事や社会の理屈などを伝えようとする個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/chichi-pro/

○ちえプロ 「高村光太郎「智恵子抄」プロジェクト」(略称:智恵子さんプロジェクト)
妻の生前の様子をまだ見ぬ子孫達まで届けようとする個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/chie-pro/

○のりプロ 「サザエさん海にちなんだ名前プロジェクト」(略称:のりすけさんプロジェクト)
施設に入っている母(海苔子:仮名)の様子を中心に過去の記憶を辿る個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/nori-pro/

ねこプロ

№71 縄文(『合掌土偶』に想う)

車中泊の夜が明け、朝から活動を開始した。まず、市内の古い図書館へ向かった。歴史のある図書館だった。場所を変えながら、150年も続いているという。もっとも、現在の建物自体は、数十年前に立てられたもの。有名な建築家の作品である。事件があった時な...
ねこプロ

№70 車中泊(『ドラクエ』に想う)

早朝、暗がりの中で目が覚めた。一瞬、記憶が混乱する。そうか、車中泊したのだ。どうやら、思ったより穏やかに、夜を過ごせたようだ。トイレに行きたいが、できれば、もう少し明るくなってから車外に出たい。もうちょっとだけ、粘るとしよう。昨日からのこと...
のりプロ

№69 木瓜皿(『ボケの花』に想う)

事務所の開設に向けて、作業を進めている。先日、私の住むエリアを管轄している支部へ、申請書類を出すところまで漕ぎ着けた。次は、この仕事の事務所として、一応の条件をクリアしているか、調査員がやってくる段取りになっている。相手方と、日取りも決めて...
のりプロ

№68 主治医の説明(『コンビニの駐車場』で想う)

母親の入っている施設から、こんな連絡があった。主治医のところで、状況について、説明を受けて欲しい。近くで、内科を開業しているS医師が、主治医となっていた。母親の施設では、S医師や近隣の看護師と提携を結び、訪問医療の体制を組んでいる。妹と二人...
ちちプロ

№67 仲直り(志賀直哉『暗夜行路』)

休日の夕方。相撲中継を見ながら、リビングで一人、ブログの作業をしていた。集中したくて、テレビの音を絞ったまま。廊下の奥の玄関で、ガチャリと音がした。誰か帰ってきたようだ。ただいま、と長男が、玄関でつぶやく声が聞こえた。すかさず、お帰り、と返...
ねこプロ

№66 声(みうらじゅん『アウト老のすすめ』)

早朝、暗いうちに目が覚めた。眠るのは諦めて、布団の中でラジオをつけた。久しぶりに聞く、NHKラジオ。深夜から、翌朝まで、一人のアナウンサーが日替わりで司会を務める番組。以前はよく、時間調整のため、起きる時間まで、小さな音で聞いていた。定年を...
ちえプロ

№65 コンサート(エリック・クラプトン『Tears in Heaven』)

日曜日。長女が、服を買ってほしいという。大学の実習で、シンプルな白いシャツが必要になる。遊び着ではないので、買ってもらえないか、との理屈。午後、車で、郊外のファストフアッションの店へと向かった。そこなら、それらしいものがきっとあるだろう。F...
ねこプロ

№64 東京(龍幸伸『ダンダダン』)

暫くぶりに、東京へ向かった。4月になったら遊びに来いと、従兄弟たちから誘われて。新幹線に乗るのも数年ぶり。駅に行ってから切符を買おうと、ふらりと家を出た。平日にしては、随分と混雑している。こんなだったろうか。窓口で、ようやく通路側の席を一つ...
ねこプロ

№63 虎と鱒(映画『男はつらいよ』に想う)

月曜日、火曜日とそれなりに、朝から夕方まで、事務作業を進めた。水曜日になり、一日、休みにしようと思い立った。働いたといっても、9時から事務所に詰めて、4時を目処にあがる、というリズム。水曜日も休むことにすれば、週休3日。夢のようなサイクルに...
ちちプロ

№62 入学式(J.S.バッハ『主よ、人の望みの喜びよ』)

4月に入ってまもなくの平日。長女の大学の入学式だった。仕事を続けていたら、休暇を取ってまで出席しようとは思わなかっただろう。しかし、今なら、自分次第。長男と、二男は、中学生の頃には既に、私が行事に出ることの方を煙たがるようになった。自分のそ...