カテゴリー

○ねこプロ 「100万回生きたねこプロジェクト」(略称:100ねこプロジェクト)
時間を自分の手に取り戻すため転職に向けて準備を進める個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/neko-pro/

○ちちプロ 「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙プロジェクト」
(略称:父からの手紙プロジェクト)
子供達へ仕事や社会の理屈などを伝えようとする個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/chichi-pro/

○ちえプロ 「高村光太郎「智恵子抄」プロジェクト」(略称:智恵子さんプロジェクト)
妻の生前の様子をまだ見ぬ子孫達まで届けようとする個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/chie-pro/

○のりプロ 「サザエさん海にちなんだ名前プロジェクト」(略称:のりすけさんプロジェクト)
施設に入っている母(海苔子:仮名)の様子を中心に過去の記憶を辿る個人的なプロジェクト
https://hesononai-blog.com/category/category/nori-pro/

ちえプロ

№94 ネネジロウ(キース・ジャレット『Country』)

義兄が、M市へ行く予定だという。数百キロ離れたA市から。一人、車を運転して。義父が亡くなった後、空き家となった義兄にとっての、その実家。冬の間、水道が凍結し、漏水が生じているらしい。業者に見てもらうため、まとめて休みを取ったという。その予定...
ちえプロ

№93 相続放棄(チック・コリア『What Game Shall We Play Today』)

その朝、私は一人、また、M市へと向かっていた。M市の裁判所で、相続放棄の手続を、進めるためだった。M市まで続く道路には、並行して、地方鉄道の線路が続いている。震災の後、急速に、道路の改良が進み、立派なトンネルが続くようにもなり、鉄路と離れる...
ちえプロ

№92 代襲相続(チック・コリア『Return To Forever』)

義父の通夜が終わって、その数日後。私は一人、近くの地方裁判所へ、向かった。相続放棄の手続について、教えてもらおうと思ったからだった。本来なら、義兄と並んで、私の妻が、義父の相続人になる。しかし、既に、妻は亡くなってしまっている。この場合、私...
ちえプロ

№91 笑顔の練習(BUMP OF CHICKEN『スノースマイル』)

朝、ラジオを聞きながら、事務所で作業をしていると。地元局のアナウンサーが「では、ここで一曲」と、話題を変えた。そして、BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)の「スノースマイル」が流れた。私も、昔から、思い入れのある曲だった。...
ちえプロ

№90 無線機(こっちのけんと『はいよろこんで』)

平日の朝。約束した時間に、二男が家にやってきた。ばたばたと、長女も、出かける準備の仕上げをした。三人で、私の車に乗り込んだ。まずは、数キロ先の、長男のアパートへ。長男を拾い、四人で、M市へ向けて出発した。午後に予定されている、義父の通夜に、...
ちえプロ

№89 セレモニーホール(『ガチャピン』に想う)

亡くなった義父を、セレモニーホールに移動させた。早朝、そんなメールが、Tさんから入っていた。そのセレモニーホールの名称には、見覚えがあった。昨年、義父の家を訪ねた時に、裏道を歩いていて、偶然、出来たばかりのその建物を見かけた。「過疎のまちで...
ちえプロ

№88 新年会(『瞬間接着剤』に想う)

昨年、早期退職し、新しい生活をはじめた。勤めていた頃、年末年始のこの時期は、大小様々な単位で、忘年会があり、新年会があった。しがらみから自由になるために、個人事業主、という立場に移った私ではある。しかし、忘年会まで、まったく無いというのも、...
ねこプロ

№87 かんすずめ(鴨長明『方丈記』)

正月をはさんで、オンライン上で、ある研修を受けている。仕事の幅を広げられるだろうと、考えてのものである。始めと、終わりの回だけは、集合研修になっている。最終日には、筆記の試験もあり、それなりに本格的なものだ。落とすための試験ではないという話...
ねこプロ

№86 ラジオ(ASIAN KUNG-FU GENERATION『リライト』)

音楽評論家の渋谷陽一さんが亡くなったのは、今年(2025年)の7月のことだ。訃報を聞き、ノスタルジックのような、感慨深いような、何か不思議な気持ちが、その後もずっと残った。この奇妙な気分の正体は、いったい何なのか。自分でも、分からないままだ...
のりプロ

№85 寄付(映画『ゴースト/ニューヨークの幻』)

父親が亡くなって、まもなく5年になる。私が、事務所として使い始めた、かつて父親が暮らしていたこの家。時々、思い出したように、父親あての郵便物が届く。必要な方面へ、連絡は済ませてある。それでも届くのは、通信販売の案内などの、義理のないものだけ...