ちちプロ

○ちちプロ 「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙プロジェクト」
(略称:ビジネスマンの父からの手紙プロジェクト)
子供達へ仕事や社会の理屈などを伝えようとする個人的なプロジェクト

 

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№106 山田五郎という人(ヴァン・ゴッホ『ひまわり』)

評論家で、編集者の山田五郎さん。先般、67歳で、亡くなった。定期的に通院している、内科の待合室で、私は、それを知った。つけっぱなしのテレビに、短いニュースが流れたのだ。午後のまちの病院は、混雑していた。前の席の、元気な、おじいさんが一人、「...
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№104 父の日(山本直純『男はつらいよ』)

昭和の作曲家、山本 直純(やまもと なおずみ)さん。深夜のラジオで、その作った曲をまとめて流す、番組をやっていた。黒々とした長髪に口ひげ。黒縁眼鏡。小柄で、少しずんぐりとした体型。子どもの頃、テレビの音楽番組などで、よく見かけた人だ。ちょっ...
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№101 親孝行(プラトン著『ソクラテスの弁明』)

岩波文庫版の、「ソクラテスの弁明」。初版は、1927年(昭和2年)7月3日。手元にある本は、1991年(平成3年)9月発行の、その時点で第65刷のものである。(この前、本屋で見たら、今はもう100刷を超えていて驚いた。)私が就職したのは、1...
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№98 鈴と蘭と雨と雪(映画『おおかみこどもの雨と雪』)

午前中、人と会う約束があった。朝、事務所に出て、出かける準備をした。少し、緊張を感じる用事だった。同業者と一緒に、ある施設を訪問して、行事の周知をお願いする、というもの。後日、幾つかの会場で、我々の仕事に関する、相談会を行うことになっていた...
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№95 冬の宿題(『AI』に想う)

土曜日の午前中。近くのディーラーに、車の定期点検をする予約を入れていた。のんびりしていて、時間ぎりぎりになってしまった。つい前日も、仕事上の約束の時間に、遅れそうになったことをボヤキながら、バタバタ準備していた私に、長女がこんなことを言った...
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№84 雪道の歩き方(HANA『ROSE』に想う)

朝、カーテンを開けると、雪景色だった。不意に、白い街並みに変わっていた。子供の頃。胸騒ぎを感じて、カーテンを開けると、一面の銀世界。時々、そんな、冬の朝があった。目が覚めて、瞬間、何を感じていたのか。それは「奇妙な静けさ」なのだ。音がしない...
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№81 ホイタラネ(朝ドラ『あんぱん』に想う)

NHKの、朝の連続テレビ小説「あんぱん」。9月で半年間の放送を終えた。アンパンマンの作者、やなせたかしさんの妻、暢(のぶ)さんを主役にした物語。柳井 のぶ(やない のぶ)を今田 美桜さん、柳井 嵩(やない たかし)を北村 匠海さんが演じた。...
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№77 雨雲(野口雨情『七つの子』)

午後、私の住むまちに、大雨警報が出た。事務所で一人、デスクに向かって、事務作業をしていたところだった。BGMとして流していた、地元のラジオ番組が、その情報を、ふいに伝えたのだ。まだ、雨は降り出してはいなかった。窓から見上げると、ところどころ...
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№76 絵本の展覧会(ヨシタケシンスケ『りんごかもしれない』)

暫く前の、早朝。ラジオのインタビューで、人気の絵本作家がしゃべっていた。全国を、展覧会で巡回しているらしい。見せる物が小さすぎるために、学生時代に作ったオブジェも展示したりして、色々と、工夫しているのだという。なにしろ、メインの展示物は、自...
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№67 仲直り(志賀直哉『暗夜行路』)

休日の夕方。相撲中継を見ながら、リビングで一人、ブログの作業をしていた。集中したくて、テレビの音を絞ったまま。廊下の奥の玄関で、ガチャリと音がした。誰か帰ってきたようだ。ただいま、と長男が、玄関でつぶやく声が聞こえた。すかさず、お帰り、と返...
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