カイタ

ねこプロ

№107 退職その後の一里塚(孔子『論語』)

最近、いくつかの方法で「論語」を読んでいる。昔買った、講談社+α文庫の、マンガで読むシリーズの「論語」も眺めているが、寝る前の時間、暫く読んでいたのは、貝塚茂樹、訳注による、中公文庫の「論語」。元々は、亡くなった、私の父親が買った、文庫本で...
ちちプロ

№106 山田五郎という人(ヴァン・ゴッホ『ひまわり』)

評論家で、編集者の山田五郎さん。先般、67歳で、亡くなった。定期的に通院している、内科の待合室で、私は、それを知った。つけっぱなしのテレビに、短いニュースが流れたのだ。午後のまちの病院は、混雑していた。前の席の、元気な、おじいさんが一人、「...
のりプロ

№105 南天とマルハナバチ(養老孟司『バカの壁』)

事務所として使っている一軒家。玄関横に、『南天』(なんてん)の木がある。亡くなった、私の両親が、植えたものだ。南天は、庭木によく使われる、常緑の低木樹。我が家でも、人の背丈くらいまで、細い幹が、密集して、立ち上がっている。この形状を、「株立...
ちちプロ

№104 父の日(山本直純『男はつらいよ』)

昭和の作曲家、山本 直純(やまもと なおずみ)さん。深夜のラジオで、その作った曲をまとめて流す、番組をやっていた。黒々とした長髪に口ひげ。黒縁眼鏡。小柄で、少しずんぐりとした体型。子どもの頃、テレビの音楽番組などで、よく見かけた人だ。ちょっ...
ちえプロ

№103 Boyoyon(中西圭三『ぼよよん行進曲』)

NHKの「おかあさんといっしょ」の、今月の歌だった「ぼよよん行進曲」。私の、子育て時代の曲、である。暫くぶりに、思い出した。深夜、目が覚めて、寝床の中で聞いていた、ラジオがきっかけで。昭和の作曲家、山本直純さんの特集をやっていた。「歌えバン...
のりプロ

№102 カリプソ(ソニー・ロリンズ『The Everywhere Calypso』)

夕方、車を運転していた時のこと。付けたFMラジオから、ソニー・ロリンズの曲が流れてきた。最近亡くなった、という話しは聞いていた。きっと、追悼番組、なのだろう。昔、ジャズを聴き始めた頃、始めに好きになったのは、そのテナーサックス奏者の、ソニー...
ちちプロ

№101 親孝行(プラトン著『ソクラテスの弁明』)

岩波文庫版の、「ソクラテスの弁明」。初版は、1927年(昭和2年)7月3日。手元にある本は、1991年(平成3年)9月発行の、その時点で第65刷のものである。(この前、本屋で見たら、今はもう100刷を超えていて驚いた。)私が就職したのは、1...
のりプロ

№100 オオツキ(ジョン・コルトレーン『My Favorite Things』)

私の住むまちから、100キロほど南。I市は、私の母親の、実家があった、まちである。「実家があったまち」と、過去形にするべきか、今、微妙な状況になっている。旧家に、一人暮らしていた叔母が、昨年、亡くなってしまったからだ。母親が高校まで過ごした...
のりプロ

№99 雀と野良猫(夏目漱石『吾輩は猫である』)

このところ昔買った、夏目漱石の文庫本を引っ張り出して、読んでいる。学生の頃、定期的に、漱石の文章が読みたくなった時期がある。文庫本を一つ読み終えて暫くすると、また何か読みたくなった。簡潔な文章の調子だとか、ユーモア、或いは会話の雰囲気に、ち...
ちちプロ

№98 鈴と蘭と雨と雪(映画『おおかみこどもの雨と雪』)

午前中、人と会う約束があった。朝、事務所に出て、出かける準備をした。少し、緊張を感じる用事だった。同業者と一緒に、ある施設を訪問して、行事の周知をお願いする、というもの。後日、幾つかの会場で、我々の仕事に関する、相談会を行うことになっていた...
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