カイタ

雑文

№14 「テルーの唄」とカナダ

その日私は、部下の運転する車で、朝から、県内のいくつかの市町村を回り、打ち合わせをこなすというような仕事をしていた。 ようやく最後の訪問地であるM市を後にし、帰途に付いた頃には夕方になっていた。 沿岸部のM市は、大きな川の河口沿いに広がった...
雑文

№13 株式投資と高齢社会

数年前、父が亡くなった後、いくばくかの株を相続した。 何も知識が無く、ゼロからのスタート。 勉強しながら何とか手続きを進めた。 勘所を聞こうと、長く父の元へ通っていたらしい、大手証券会社の女性営業員に電話で話を聞いたことがあった。 父が何か...
雑文

№12 新聞とテレビCM

正月の大手新聞社のテレビコマーシャルに、こんなものがあった。 振り向いた少女にコメントが重なる。 「信じてもいいですか。○○新聞」 ちょっとびっくりした。 実は信じてはいけないことが幾分かでも混じっていたのだろうか。 少なくとも建前としては...
雑文

№11 立花隆と実存主義

珍しく平日に休みが取れた。 年末の用足しの途中、以前から気になっていた自宅近くの公民館に寄ってみた。 その建物の中には市役所の出張所や、会議室などの他に、小さな図書室が併設されている。 早期退職に向けて、少しずつ、あれこれと準備している私に...
雑文

№10 男女共同と男性問題

男女共同参画とほぼ同じような意味合いで「女性問題」という表現も使われる。 近い将来、逆に「男性問題」という言葉が大きく取り上げられる時代が来るのでは無いかと密かに案じている。 先日、大学三年生となり、就職活動を控える次男が、こんなことを言っ...
雑文

№9 注射記念日

長年通ってきた近所の小児科に、久しぶりに子供達三人を連れていった。 やり残した予防接種を受けさせるためである。 長男と次男は二十歳を超えている。 一番下といっても長女も既に高校生。 私も含め、今では少々場違いな一団となってしまった。 その小...
雑文

№8 ニモと黒縁眼鏡

今夜のテレビのロードショーはファインディングニモだった。 夕食を終え、子供達はそれぞれ自分の部屋へ引き取り、一人リビングに残った一番下の娘にリモコンの操作権が残った。 私は隣の和室で寝る準備をしながら、半分閉めた襖越しに映画の音だけ聞いてい...
雑文

№7 野バラとチャイナローズ

チャイナローズという品種のバラがある。 我が家では苺ミルクを思わせる、濃いピンクの少しねっとりした質感の花を多くつける。 母が好きで育てていた。 三年前、父と母が一緒に施設に移ったあと、空き家となった郊外の家の手入れは、植木や花壇も含め私の...
雑文

№6 花唄とアイス

Vaundyの「怪獣の花唄」という曲が人気だ。少年時代の友達との記憶が主題。 誰にもある子供の頃の思い出を呼び覚まし心の琴線に触れてくる。 先般の休み、久しぶりに従兄弟の家に泊まり夜飲むため、沿岸部の地方都市へ一人車で向かった。 私も小学四...
雑文

№5 「あの頃の猪木」と空襲

昨年、アントニオ猪木さんが亡くなった。 NHKの深夜の番組で死の直前の様子を放送していた。 80年代のプロレスブームのとき、中学生だった私も夢中でテレビ中継を見ていた。 猪木さんはその後、政治家としても活動。タレント的に時折テレビで取り上げ...