chapter7

ねこプロ

№63 虎と鱒(映画『男はつらいよ』に想う)

月曜日、火曜日とそれなりに、朝から夕方まで、事務作業を進めた。水曜日になり、一日、休みにしようと思い立った。働いたといっても、9時から事務所に詰めて、4時を目処にあがる、というリズム。水曜日も休むことにすれば、週休3日。夢のようなサイクルに...
ちちプロ

№62 入学式(J.S.バッハ『主よ、人の望みの喜びよ』)

4月に入ってまもなくの平日。長女の大学の入学式だった。仕事を続けていたら、休暇を取ってまで出席しようとは思わなかっただろう。しかし、今なら、自分次第。長男と、二男は、中学生の頃には既に、私が行事に出ることの方を煙たがるようになった。自分のそ...
ちちプロ

№61 手紙(米米CLUB『手紙』に想う)

退職後の日々。小さなビジネスをスタートする準備を進めている。一人、こつこつと。両親が残した、郊外の一軒家。応接間だけでも、事務室風に変えたいと考えている。炬燵やテレビを、奥の座敷へ移動させ、応接用兼、作業用の大きめのテーブルを一つ置く。両親...