chapter3

ねこプロ

№29 AIと音声アプリ(フジファブリック『若者のすべて』)

高校生の長女が、私がブログで何を書いているのか、少し気にしている。自分達の日常が、話しのタネにされていると知ったら、どう思うだろう。もしかしたら、書かれたくない話もあるのだろうか。そもそも彼女たちの話題を持ち出してまで組み立てようとする私の...
ねこプロ

№28 兄妹喧嘩(ヒゲダン『Subtittle』に想う)

Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)の「Subtittle(サブタイトル)」という曲。前々から気になってはいた。MV(ミュージックビデオ)を断片的に見る限りでは、また泣かされそうな気配。以前「I LOVE(アイラブ)...
ちえプロ

№27 ジェームスとパウル・クレー(パット・メセニー『オフ・ランプ』)

パット・メセニー・グループに「ついておいで」という曲がある。原題は Aer You Going With Me?この曲と共に、いったいどれだけの眠れない夜を越えてきたか数え切れない。昂ぶった気持ちを落ち着かせるためであったり、痛みを耐えるた...
ちえプロ

№26 せきれい(椎名誠『雨がやんだら』)

夕飯の買い物袋を両手にさげ、スーパーから家に戻る道すがら。路上駐車しているSUVの車の高い屋根の上。ひょっこり、小さな鳥が顔を出した。かなり近いが、飛び立つでもなく、人懐こいような仕草でこちらを気にしている。細いくちばし、まだらなグレー。見...
ねこプロ

№25 戦メリと漫画のコマ割り(夏目漱石『夢十夜』)

坂本龍一さんが亡くなって、もう一年が過ぎるらしい。休日出勤のため、職場へと向かう車の運転中のこと。朝のニュースの中の特集が耳にとまった。車載テレビは、走り出すと画像は消えて、音だけになる。信号待ちなどで、一旦停車した時、途切れ途切れで画像を...
ねこプロ

№24 国保と「小さな村の物語」(BS日テレ『小さな村の物語イタリア』)

その日は朝から雨だった。平日に取った休みの一日。普段は自転車で通学している娘を、たまには、と車で高校まで送り届けた。車なら10分程度。近い。ワンオペの我が家であるから、雨の日雪の日、急に車を出してあげるというわけにはいかない。あくまでも私の...
ちちプロ

№23 天声人語と死刑囚(ドストエフスキー『罪と罰』)

このブログの文章の一つのお手本は朝日新聞の「天声人語」だと思っている。日課として、毎朝、複数の新聞にざっと目を通す。近年、コラムまで読むことはないが、ある日の「天声人語」には、ふと目が留まった。「死刑執行の告知を当日に行う現在の運用は違憲だ...
ちえプロ

№22 幕引きのとき(立花隆『臨死体験』)

昨年の大晦日(2023年12月31日)、中村メイコさんが89歳で亡くなられた。「乾杯で送る会」を行ったという記事をネットで見かけて、はじめて知った。夫の神津善行さんも、いつの間にかもう92歳になっていたようだ。以前は、お二人それぞれテレビで...
ちえプロ

№21 O-DANとオーダイン(『レトロゲーム』に想う)

O-DAN(オーダン)という写真素材を検索できるサイトがある。世界中のプロの印象的な写真がたくさん揃っていて、フリーで使えるありがたいサイトだ。私のブログに、最近、外国語で不審なメールが入るようになった。どうやらおまえのサイトはSEO対策が...