ねこプロ

ねこプロ

№31 行き合いの空(『巻雲と積雲』に想う)

勤務時間終了後すぐのこと。仕事上の昔の苦労話しを、ふと思い出した。それを引き合いに、今進んでいる案件のリスクについて、部下に一言話しておきたくなった。帰る前にと、担当課長のデスクへ向かう。それは、近くの席の、中堅職員のM君にも聞かせておきた...
ねこプロ

№29 AIと音声アプリ(フジファブリック『若者のすべて』)

高校生の長女が、私がブログで何を書いているのか、少し気にしている。自分達の日常が、話しのタネにされていると知ったら、どう思うだろう。もしかしたら、書かれたくない話もあるのだろうか。そもそも彼女たちの話題を持ち出してまで組み立てようとする私の...
ねこプロ

№28 兄妹喧嘩(ヒゲダン『Subtittle』に想う)

Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)の「Subtittle(サブタイトル)」という曲。前々から気になってはいた。MV(ミュージックビデオ)を断片的に見る限りでは、また泣かされそうな気配。以前「I LOVE(アイラブ)...
ねこプロ

№25 坂本龍一の時間(夏目漱石『夢十夜』)

坂本龍一さんが亡くなって、もう一年が過ぎるらしい。休日出勤のため、職場へと向かう車の運転中のこと。朝のニュースの中の、ある特集が耳に入ってきた。車載テレビは、走り出すと画像は消えて、音だけになる。信号待ちなどで、一旦停止した時、途切れ途切れ...
ねこプロ

№24 国保と「小さな村の物語」(BS日テレ『小さな村の物語イタリア』)

その日は朝から雨だった。平日に取った休みの一日。普段は自転車で通学している娘を、たまには、と車で高校まで送り届けた。車なら10分程度。近い。ワンオペの我が家であるから、雨の日雪の日、急に車を出してあげるというわけにはいかない。あくまでも私の...
ねこプロ

№3 ボヘミアン・ラプソディ(クイーン『伝説のチャンピオン』)

今夜は、新しい職場の歓迎会だった。各セクションの幹部を集めた飲み会。私も、迎えられる側の一人。顔馴染みも多かった。数年ぶりに、一緒に仕事をする仲間達。気分よく酔った。少し遅くなって家に帰ると、テレビのロードショーで、ボヘミアン・ラプソディを...
ねこプロ

№2 桜の花の向こうには(梶井基次郎『桜の樹の下には』)

毎朝の出勤時。バス停まで向かう道の両側に、大きな二本の桜の木がある。それぞれ10m近いだろうか。毎日、何かしら目に入り幾分見上げながら通り過ぎる形になる。向かって右手の桜は酒屋の駐車場と公道の境目付近。左手の桜はアパートの駐車場の敷地の中に...
ねこプロ

№1 始まりは夢十夜ふうに(北杜夫『へそのない本』)

夢を見た。日曜未明、まだ暗い明け方。年相応で仕方がないのか、あるいは日々のストレスか。この数年、いわゆる早朝覚醒に苦しんでいる。疲労が残っているのに、深夜たびたび目覚めては、その後眠れなくなる。何度目かのトイレに起きたあと、もう少し寝て疲れ...
スポンサーリンク